お店で買い物や飲食をするとポイントが貯まるのは普通ですが、神社でポイントが貯まるカードが発行されたと聞くと、驚く方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ところで、「鹿島立ち」という言葉をご存知ですか。これは、昔、武士が旅立つ時に、鹿島神宮にお参りしてから出立することから生まれた言葉で、旅立ちや門出を意味するそうです。
これから紹介する「鹿島神宮カード」は、日本で初めての神社のカードですので、鹿島から始まるという意味あいでは、まさに「鹿島立ち」にぴったりのクレジットカードです。
鹿島神宮について
鹿島神宮は、茨城県鹿嶋市にある、歴史のある神宮です。
日本建国・武道の神様である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」を御祭神とする、神武天皇元年創建の由緒ある神社です。 (「鹿島神宮について」鹿島神宮 公式)
東国三社(鹿島神宮・香取神宮・息栖神社)のひとつで、
鹿島神宮と香取神宮はともに神話に描かれる神様をまつるお宮として深い縁があります。古くから武の神として崇敬を集めてきたのみならず、国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が篤く、平安時代の延喜式神名帳に「神宮」という称号で記されたのは伊勢、香取、鹿島の3社だけであったことが知られています。 (「よくあるご質問Q4」鹿島神宮 公式サイト )
鹿島神宮へのアクセスは、東京駅から電車を利用した場合、所要時間は約2時間半。鹿島線は1時間に1本程度でSuicaが使えないという長閑な路線です。ちなみに、鹿島神宮駅の先の終点には、鹿島サッカースタジアム駅があります。
鹿島神宮カード
平静29年5月、鹿島神宮が三越伊勢丹グループと提携して、「鹿島神宮カード」が発行されました。
このクレジットカードは、年会費や、日常の生活でカードで支払いをすることで、ポイントが貯まります。5,000ポイント貯まると、鹿島神宮に自動で寄付され、12年毎の式年御船祭(みふねまつり)や文化財保護のために使われます。
貯めたポイントは会員自身が使うのではなく、鹿島神宮に寄付することで、神様に感謝の心を伝える形になっています。
本会員の年会費は、一般カードは5,500円(税込)。ゴールドカードは11,000円(税込)です。
家族カードは4枚まで可能で、家族会員の年会費は、一般・ゴールドともに、本会員と同じ金額です。
カードデザインは、スタンダード、ゴールド、相川七瀬デザインの3種類から選べます。
国際ブランドはVisaです。
ポイントについて
一般カードは200円(税込)で1ポイント、ゴールドカードは100円(税込)で1ポイント貯まります。5,000ポイント貯まると自動寄付され、寄付した方には、鹿島神宮限定の記念品 (返礼品) が届きます。
有効期限までに5,000ポイント貯まらなかった場合は、ポイント失効となりますが、失効ポイントも自動的に神宮に寄付されます。(返礼品は無しです)
鹿島神宮カードの特典
鹿島神宮でお祓いしたカードが届きますので、お財布に入れてお守りになります。翌年度以降は、名簿によるお祓いをした後、御神札の返礼品が届きます。
鹿島神宮でカードを提示すると、神職による鹿島神宮境内の案内が受けられます。また、国宝の宝物が納められている、鹿島神宮の宝物館の入場が無料になります。(家族会員も可)
カード会員限定の行事があります。(鹿嶋市花火大会、大寒禊、節分祭など)
申し込み方法
毎週土曜日と日曜日の午前8時半~16時に、鹿島神宮の木殿授与所または、特設受付カウンターで申し込みます。
WEB申し込みも出来ます。
鹿島神宮カード(株)エムアイカード 公式
URL:https://www.micard.co.jp/app/micardapply/kiyaku?cpn_cd=ksm
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