志願者増加人気の私立大学カード

大学がカード会社と提携して発行している「大学カード」の第2回目です。

今回は『2017年私立大学で志願者数の多い 7大学』の大学カードを調べました。

旺文社教育情報センター　2017年私立大入試志願者動向分析「志願者数の多い大学」

1 近畿大学
2 法政大学
3 早稲田大学
4 明治大学
5 日本大学
6 東洋大学

近畿大学

「近畿大学学生証一体型VISAプリペイド」

(近畿大学本部キャンパス（東正門） photo by Own work)

近畿大学の学生証には、VISAプリペイド機能が付いています。現金チャージをすれば、ネットショッピングや世界のVISA加盟店で使えますし、ポイントも貯まるという、優秀な学生証です。(1pt/2,000円)

学生証なので年会費は無料です。また、三井住友のクレジットカードでチャージすれば、チャージ手数料が無料になります。カードの有効期限は在学の間のみとなり、卒業時に大学に返還します。

余談になりますが、近畿大学では、2017年度より、日本の大学で初めて、入学金・授業料等の支払いにクレジットカード決済ができるようになりました。大学の入学金や授業料は金額が大きいので、クレジットカード払いになることで分割払いが可能になりますし、なにより、学費でポイントが大量に貯まるのがいいですね。

法政大学

「法政オレンジCAMPUSカード」

(ボアソナード・タワー photo by GFDL)

オレンジは法政の色(カラー)です。「法政オレンジCAMPUSカード」は、学生カード、クラシックカード、ゴールドカードになります。いずれもクレジットカードです。(国際ブランドはVISAのみ)

学生カードは学部生・院生向けです。生活協同組合(生協)の組合員カードとしても使えて、カード提示で学内の生協にて、書籍（10％OFF）、文具や運転免許取得などが生協価格になります。在学中は、年会費無料です。

クラシックカードとゴールドカードは、卒業生や保護者・関係者向けです。カード利用で、通常のカード会社のポイントが貯まる他に、利用金額に応じてカード会社から法政大学に手数料が還元され、法政大学を支援することが出来ます。また、カード特典としては、全国協力店での特別優待が受けられます。

早稲田大学

「早稲田カード」

(早稲田大学大隈講堂 photo by Arabrity)

学生向け、卒業生(校友)向け、父母向けの3種類です。カード会員は、早稲田大学の同窓会組織である「校友会」の会員であることが入会条件になります。

「早稲田大学カードStudents」は学生向けクレジットカードです。JCB・VISA・MasterCardから選べます。早稲田大学の学部生・院生であり、生協の組合員であることが入会条件です。年会費は在学中無料。生協価格は、書籍10％OFF、CD15％OFFなど、教科書の購入、学生食堂もこれ１枚でOKです。

「早稲田大学カードAlumni」は卒業生・関係者向けのクレジットカードです。「早稲田大学カードStudents」の会員は、卒業すると自動的にこのカードへ切り替わります。図書館への入館証として使えるほかに『早稲田学報』が届きます。カード会社の年会費(一般カードは無料)、および校友会年会費（5,000円/年）が、毎年必要になります。カード利用額の0.5%がカード会社から早稲田大学に還元され、奨学金などに活かされています。