ネットバンクとインターネットバンキングの違い

「ネットバンク」と「インターネットバンキング」は、言葉が似ているので、同じだと思う方がいるかもしれませんが、実は、全然異なるものです。

「ネットバンク」は、インターネット銀行と言われていて、普通の銀行とは少し違い、店舗や通帳が無いけれど、ちゃんと口座が作れて、インターネットで取引や管理が出来る、新しい形態の銀行を「ネットバンク(ネット銀行)」と言います。

「インターネットバンキング」は、都市銀行や地方銀行などが行っているサービスの名称です。オンラインバンキングサービス、ネットバンキング、○○ダイレクトなどと言われることもあります。

それでは、もう少し詳しくみていきましょう。

 

ネットバンク(インターネット銀行)

ネットバンク(インターネット銀行)は、有人の窓口店舗や口座通帳が無い銀行が多く、主に、コンビニATMや、提携先の金融機関ATMを利用して、入出金の取引を行います。店舗や人件費などの経費を抑えられるので、その分、金利が高くなっています。

PCやスマートフォンだけで、取引が出来るので、銀行の店舗に行くこともなく、場所や時間を問わず、いつでもどこでも、好きな時にサービスを利用できるのも特徴です。

 

PayPay銀行、ソニー銀行、楽天銀行 、住信SBIネット銀行、大和ネクスト銀行、じぶん銀行など

基本的に店舗を設置せず、インターネットや電話での取引が主な銀行です。従来の銀行に比べ、店舗や自前のATMが殆ど無く、預金通帳は発行されません。
店舗や人件費などのコストが、かからないので、預金の高金利、ローンの低金利、手数料の割安などがメリットです。24時間取引可能という利便性から利用者が増加中です。

 

流通系のネット銀行

セブン銀行、イオン銀行など。2018年秋に、ローソン銀行が開業予定。

イオン銀行は、買い物のついでに、手続きができる有人店舗があります。土・日や夜9時まで開店しているので便利です。

セブン銀行はATM数の多さが特徴です。他の銀行にATMを提供して、利用手数料で収益を上げている異色の銀行です。

インターネットバンキング

オンラインバンキングサービス、ネットバンキング、○○ダイレクトなど

都市銀行や地方銀行が行っているサービスの一つです。

店舗窓口やATMが営業していない場所や時間帯でも、取引できるようにと作られたのが、このインターネットバンキングです。店舗窓口とインターネットの両方が使えるのが強味と言えましょう。

 

一般銀行のインターネット支店

都市銀行や地方銀行では、更に、ネットサービスに特化した、「インターネット支店」を設けているところもあります。

銀行の口座以外に、「インターネット支店専用の口座」が別に必要になることが多いようです。口座開設が簡単、手数料が割安、24時間取引が出来る、通帳が発行されないなど、ネットバンクと似ていますが、システムの信頼性はネット銀行よりも高いようです。

 

まとめ 【ネットバンクとインターネットバンキングの違い】

ネットバンクは、PayPay銀行、楽天銀行 、住信SBIネット銀行、セブン銀行、イオン銀行など、インターネット専業銀行と言われる会社のことです。

インターネットバンキングは、一般の銀行が提供しているサービスの一つで、インターネットを利用して、取引が出来るシステムのことを言います。

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