今回はイオンやその加盟店でのお買い物が多い方に、とってもお得な、「イオン銀行キャッシュ+デビット」のご紹介です。
デビットカードとは
デビットカードというのは、お買い物などの支払い時に、自分の銀行口座から即時引き落としする決済方式のカードです。いったんクレジット会社に代金を立て替えてもらって後日決済されるクレジットカードと違い、ご自身の普通預金口座に預金があれば、その預金残高(もしくは自分で設定した金額)を限度に利用することが出来ます。使い勝手は現金に近いですが、細かいお釣りで財布が膨らむこともありません。
それでは、そんなデビットカードの一般的なメリットとデメリットを考察してみましょう。
デビットカードのメリット・デメリット
メリット
1. 即時決済なので使ったお金をいつでも把握できる
決済がその場で行われて、即座に銀行口座から引き落とされます。クレジットカードのようにまとめて請求されるわけではないので、あとで買ったものや使った金額を忘れて引き落とし日に慌てるということはありません。
2.預金残高の範囲内でしか決済できないので使いすぎの心配がない
最高でも預金残高の限度でしか支払いできないので、使いすぎの心配がありません。
3.アプリなどの利用でお金の管理がしやすい
スマホのアプリと連携すれば、使った金額や残高が一目瞭然です。
4.審査なしで発行できるので誰でも作れる(一部審査がある場合もある)
クレジットカードの場合は一般的に18歳以上でなければ作れませんし、信用調査もあります。また、未成年者の場合は親の同意が必要ですが、デビットカードの場合は高校生でも親の同意無しに作ることが出来ます。
5.ATMの利用が減る、行く手間が省ける、手数料の節約になる
銀行の普通預金口座から即引き落としされるので、いちいちATMで現金を下ろす必要がありません。
6.利用でポイントが貯まる
クレジットカードと同様にポイントを貯めることが出来ます。
7.海外でも使える
海外の加盟店で買い物も出来ますし、ATMで現地通貨の引き出しも出来ます。手数料はかかりますが、クレジットカードを利用するキャッシングとは違いますので、利息がかかりません。
それでは、一方のデメリットも見てみましょう。
デメリット
1.一部の高速道路やガソリンスタンドで使えない
これは高速道路やガソリンスタンドの収受システムによるものですが、一部の高速道路ではデビットカードシステムに対応した機器が導入されておらず、発行金融機関にデビットカードによるサービス提供の可否をその場で確認することができません。そうなると、即時決済型であるデビットカードは使用できません。一方、ガソリンスタンドの場合には、ガソリンを全部入れ終わってからでないと正確な料金がわからないため、給油が終わったあとに、「実は預金不足で支払不能だった」という事態を防ぐために使えないようになっています。
2.分割払い・リボ払いができない
全額即時決済になるので、分割払いやリボ払いは出来ません。当たり前のような気もしますが、もしも出来たら便利ですね。ただ、その場合は翌月分以降も確実に支払えるように口座にその分の金額を確保しておくような仕組みが必要になりそうです。
3.ポイント還元率や入会特典でクレジットカードに負けている
クレジットカードと比べると海外傷害保険がつかないなど、付帯保険やサービス面で劣っています。また、ポイント還元率もクレジットカードの方が高いです。
4.あらかじめ銀行に預金しておく必要がある
口座に預金が無ければ支払いが出来ませんので、デビットカード発行の金融機関に使う分だけの預金が必要です。給与の振込先をデビットカード発行元の銀行にしておけば、いちいち預け入れをする必要はありませんが、他の銀行に振り込まれている場合などは自分で預金を移動したり、給与の振込先を変更したり、あるいは複数口座に分けて振り込んでもらう必要が出てきます。複数口座にする場合は会社の人事部か経理部に掛け合う必要が出てくるでしょうし、振込口座を変更するとそれ以外の問題も出てきそうです。
仮に給与の振込口座をデビットカード発行の金融機関にした場合、他に収入が無ければ、これまでメインの口座から引き落とされていたその他の支払い、たとえば家賃や管理費、クレジットカード代金、水道光熱費や各種公共料金、保険料や税金、ネット通販の支払いなど、何から何まで変える必要に迫られるかもしれません。デビットカードを利用するためにメインバンクを変更するというのはあまり現実的ではないと思いますが、もしするとしたら、その手間は決して馬鹿になりません。
5.一部のデビットカードは年会費が有料
デビットカードは年会費が無料のものが多いですが、中には年会費が必要なものや、条件付きで年会費が無料になるデビットカードもあります。
6.使えない時間帯のあるカードがある
24時間銀行システムが稼働していれば問題ないですが、深夜の時間帯などシステムが休止している場合があります。そうなると預金残高も確認出来ませんので、デビットカードも使えないということになります。
簡単にデビットカードのメリット・デメリットを見てきました。こうしてみるとデメリットも結構多いようにも思えますが、実はデメリットの方は保有することによるデメリットというのは殆どなく、使いたい時に使えないことがあるなど条件付きのものです。持ち合わせがないと支払いが出来ないのは現金のデメリットだ、などという人はあまりいないでしょうから、あえてデメリットと書いてはいますが、むしろ弱点と言ったほうが良いのかもしれません。
まったく使う機会のない人が年会費だけ払っているなど特別な場合を除けば、デビットカードを所持するデメリットはあまり思いつきません。
それでは、続いてイオン銀行キャッシュ+デビットを見ていきましょう。
イオン銀行キャッシュ+デビットとは
イオン銀行 キャッシュ+デビットカードは、使ったその場で引落しされ、現金感覚で使えるデビット機能付きのキャッシュカードです。
ここで抑えておきたいポイントは、これはただのデビットカードではなく、また、キャッシュカード機能付きのデビットカードでもなくて、デビットカード機能付きのキャッシュカードということです。同じことだろうと言われそうですが、なぜこれが大事かと言いますと、キャッシュカードと言うのは基本的に1枚しか持てないからです。それについては、あとでまたご説明致します。
デビットカードと同じようにキャッシュレスで使えるものに、「WAON」のようなプリペイド式の「電子マネー」がありますが、こちらは利用する前に自分でカードに入金(チャージ)しておく(もしくはWAONポイントをWAONに変えておく)必要がありますので、イオン銀行に預金がある場合には、デビットカードを使う時に比べてひと手間増える形になります。
ただし、デビットカードが電子マネーWAONとすべて同じ店舗で使えるとは限りませんし、WAONポイントは1WAONポイント=1円で電子マネーWAONに変えられる、つまりポイントでお買い物が出来るので、デビットカードとWAONはそれぞれ別の機能、あるいは概念と捉えたほうがわかりやすいです。イオン銀行キャッシュ+デビットカードにも電子マネーWAONが付帯しているように、それぞれが対立や競争の関係ではなくて、むしろ共存共栄、時には相乗効果をもたらす関係です。そして、それぞれのカードが持つ機能の特徴は下の表のようになります。
イオン銀行 キャッシュ+デビットカードとそのほかのカードの特徴比較
クレジット | デビット | キャッシュ | 電子マネーWAON | |
イオン銀行 キャッシュ+デビットカード | ○ | ○ | ○ | |
イオンカードセレクト | ○ | ○ | ○ | |
イオン銀行 キャッシュカード | ○ | ○ |
上記のカードはそれぞれキャッシュカード機能を備えています。先ほども述べましたが、キャッシュカードは通常1枚しか持つことが出来ません。つまり、上のカードは二つ以上同時に持つことが出来ません。クレジットカード+キャッシュカードの「イオンカードセレクト」を持っている場合は、イオン銀行キャッシュ+デビットカードを持つことは出来ません。
※「イオンカードセレクト」を持っていてデビット機能が欲しい場合には、キャッシュカード機能が付帯されていないイオンデビットカード(VISAブランドのデビットカード)なら同時に持つことが出来ます。逆にキャッシュカード機能が付いていないイオンカード(WAON一体型など)とイオン銀行キャッシュ+デビットカードを同時に持つことは問題ありません。
それを踏まえていただいた上で、ここからはイオン銀行キャッシュ+デビットの素晴らしい特徴を見ていきましょう。
イオン銀行キャッシュ+デビットの凄いところ
1.イオンカード・WAON特典がついてイオンでのお買い物がおトク
ご自分のお住まいの近くにイオンの店舗がある方は、とてもお得なお買い物カードだろうと思います。
お客さま感謝デーはお買物が5%OFF
毎月20日・30日のお客さま感謝デーは対象商品の価格が5%オフになります。
映画鑑賞割引 イオンシネマがお得
イオンシネマ(旧ワーナー・マイカル・シネマズ含む)の一般通常料金(1,800円(税込)または、1,700円(税込)が、会員の方と同伴の方(大人1名まで)がいつでも各300円引き※になります。※ イオンシネマ弘前のみ、200円引きとなります。
暮らしのマネーサイトログイン後イオンシネマのシネマチケットをご優待価格「1,000円(税込)」にて購入できます。
※特別興行等一部対象外となる上映や、3D等追加料金が発生する上映があります。3/1(水)12:00以降、イオンシネマご優待特典を利用するには、後日郵送される「本カード」を受取り後、3Dセキュアの登録が必要となりますのでご注意ください。
※本特典はイオンエンターテイメント(株)が提供する特典となります。
※パソコン・スマートフォンより「暮らしのマネーサイト」ログイン後、イオンシネマ「ご優待販売 専用サイト」より、イオンシネマチケットを購入した方が対象となります。劇場窓口での購入は対象外となりますのでご注意ください。
※「暮らしのマネーサイト」ログインには、イオンスクエアメンバーIDの登録(無料)が必要となります。
※一人あたりの購入可能枚数は年間30枚までとなります。
※年間の購入可能枚数とは、会員がイオンシネマ「ご優待販売専用サイト」へ初回登録を行った日を起算日として1年間に購入可能な枚数となります。
※支払いは、イオンカード(ミニオンズ・デザイン)のクレジット払いを利用してください。
※各種サービスや他の値引きサービスとの併用はできません。
※本特典の内容が変更になる場合や予告なく終了となる場合があります。
※本特典は店頭受取りの「仮カード」では利用できません。後日お届けする「本カード」または即時発行にて申込み後、イオンウォレットアプリ上でカード受取り後に利用してください。
55歳以上の会員さま限定 G.G感謝デーはお買物が5%OFF
毎月15日のG.G感謝デーに55歳以上の方限定で、お買物代金が5%OFFになります。
全国のイオン、ビブレ、マックスバリュ、メガマート、イオンスーパーセンター、ザ・ビッグなどの各店舗でレジにて5%OFFとなります。
ありが10デー
毎月10日は基本のポイントが5倍になります。基本とは、200円(税込)ごとに1ポイント付与を指します。つまり、通常200円(税込)利用で1ポイントのところ、毎月10日は200円利用で電子マネーWAONポイントが5ポイントプレゼントされます。
ボーナスポイント、ボーナスマイル
「ボーナスポイント」とは
対象店舗限定で、期間によってかわる対象商品を購入すると通常の電子マネーWAONポイントに加え、さらにポイントがプレゼントされます。ポイントは商品によって違います。対象商品はボーナスポイントマークが目印です。
「ボーナスマイル」とは
JMB WAONカード・イオンJMBカード(JMB WAON一体型)・モバイルJMB WAON・BIC CAMERA JMB WAONカードの電子マネーWAONでのお支払いは、通常のJALマイルに加えて、ボーナスポイントの1/2がボーナスマイルとして付与されます。
火曜市 WAONトクトクポイント プレゼント
北海道のイオン限定企画ですが、毎週火曜日に直営売場(同一店舗)にてWAONで3,000円(税込)以上のお買い物で100WAONポイントプレゼントされるキャンペーンです。
※一部実施していない店舗、除外商品があります。店頭にてご確認ください。
ハッピーゲート
こちらも対象店舗と日時が限られますが、毎週土曜日と日曜日に、対象店舗に設置のハッピーゲート端末に電子マネーWAONカードをタッチすると、2電子マネーWAONポイントがプレゼントされます。
2.「イオン銀行キャッシュ+デビット」・「イオンカードセレクト」限定特典
WAONオートチャージ
WAONのオートチャージで電子マネーWAONポイントが貯まります。
銀行口座からの引き落としで即時決済するのがデビットカードの特徴なのに、どうしてチャージする必要があるの?と一瞬戸惑いますが、先に書いたとおり、デビットカードと電子マネーWAONはそれぞれ別の機能です。WAONポイントというのもあるので、呼び名だけ見ていると混乱してしまいますね。
この場合のオートチャージは、デビットカードに付帯している(電子マネー)WAONにチャージするということです。お買い物の支払いはもちろんデビットカードを使っても良いですし、あるいは電子マネーWAONがチャージやポイントによって貯まっているのであれば、WAONで支払うという選択もあるでしょう。また、お店によっては両方使えるところもあれば、片方しか使えないという場合もあります。
電子マネーWAONを使うことによって設定した金額を下回ったら、イオン銀行の自分の口座から自動的に引き落とされるのがオートチャージです。
オートチャージ | WAON利用 | 200円あたり合計 | |
イオン銀行キャッシュ+デビット | 200円で1WAONポイント | 200円で1WAONポイント | 2WAONポイント |
イオン銀行キャッシュカード | ポイント対象外 | 200円で1WAONポイント | 1WAONポイント |
その都度チャージする手間がなくて便利です。さらに、電子マネーWAONポイントもお得に貯まります。上の表を見ておわかりのように、WAONにオートチャージをしてWAONを利用すると、200円あたり2WAONポイントが付きます。
給与口座指定
給与口座の指定で毎月10電子マネーWAONポイント、さらに他行宛振込手数料が1回無料になります。
※ 給与の受け取りに加えてイオン銀行の住宅ローンの借入があった場合は、月3回まで振込手数料が無料になります。
デビットカードのデメリットのところでデビットカードのために口座を変更するのは現実的ではないと言いましたが、上記の金利や振込手数料のことを考えると、イオン銀行を利用するのは賢い選択ではないかと思います。
各種公共料金の支払い
1件につき5WAONポイントがプレゼントされます。
NHK・電気・固定電話・携帯電話・ガス・NHKの口座振替が対象です。
3.充実した保障と海外など幅広い利用シーンで活躍
イオン銀行キャッシュ+デビットの保障
JCBデビットで買い物をした商品(1品5,000円~50万円)が偶然の事故により破損した場合は、購入日から180日間、年間50万円(税込)まで補償されます。
万一、カードの紛失・盗難により不正使用されても、不正使用による損害額が保障されます。
※ イオン銀行が届け出を受理した日を含めて61日前にさかのぼり、その後に発生した損害額について全額補填してくれます。
海外ATMで現地通貨が引き出せる
これはメリットのところにも書きましたが、海外のJCB、CirrusマークのあるATM・CD機で現地通貨を購入できます。あくまで自分の口座からの引き落としなので、その分の預金は必要ですが、キャッシング(借入)にならないので利息はかからず、あとから利息の心配をしなくて済みます。但し、利用1件につき、200円および海外取引関係諸経費(利用情報がJCBにおいて決済された時点で、日本円に換算した金額の1.60%)の手数料がかかります。たとえば1万円分引き出したとしたら200円+(10,000×1.60%)=360円かかるということですね。なお、メール登録しておけば、現地通貨を購入したときも利用確認メールが送られてきますので、いざというときも安心です。
4.お買い物でポイントがたまる
WAONのお買い物で貯まる電子マネーWAONポイント
WAONの利用金額に応じて電子マネーWAONポイントが貯まります。貯まった電子マネーWAONポイントは、WAONにチャージしてお買い物に利用できます。
イオン銀行キャッシュ+デビットの申込みと利用方法
申込み出来る年齢
15歳(中学生は除く)から申込めます。実質高校一年生、もしくは中学卒業時から申し込めるということですね。では中学卒業日は卒業式の日なのかという疑問も出てきますが、普通は3月31日です。
利用限度額の設定
利用限度額を1回、1日、1カ月それぞれの単位で自分で設定できます。初期設定は1回、1日、1カ月それぞれ50万円(未成年の場合は5万円)です。最大で1ヶ月100万円まで設定できます。
電子マネーWAON機能
上で説明したオートチャージの他に、イオン銀行ATMで現金やイオン銀行普通口座から最高50万円までチャージすることも出来ます。
利用できるお店
イオン全店、国内・海外のJCB加盟店およびイオンマークのある加盟店で利用できます。(一部利用出来ない店舗があります)
ネットショッピングでも利用できます。
※ 海外ショッピングでの利用は、日本円に換算された利用金額に対して、イオン銀行所定の海外取引関係処理経費(1.60%)がかかります。
イオン銀行キャッシュ+デビットが利用できない場合
・ガソリンスタンド
・高速道路通行料金、機内・車内販売
・一部のタクシー
・登録型加盟店(カード番号を登録し継続的に利用額を支払う加盟店)
例)インターネットサービスプロバイダ、保険会社、公共料金、など
※ 毎月第2月曜日の2:00~7:00(日本時間)はシステムメンテナンスのため利用できません。また、臨時のメンテナンスが発生した場合は、利用できない場合があります。
イオン銀行 キャッシュ+デビットカードお申込みの流れ
1.オンラインで手続き
申込みは下のバナー、もしくはテキストリンクからオンラインで簡単に出来ます。書類の郵送や印鑑の登録も不要です。
※ オンラインの申込みには運転免許証が必要です。運転免許証を持っていない場合は、資料請求から行ってください。オンライン申し込みと同じお申込みリンクから進むと、最初にイオン銀行の口座の有無と免許証の有無を確認されますので、状況に合わせてお答えください。
2.確認メール
入力したメールアドレスに手続きの確認メールが送られてきます。
3.カード到着
約2週間程度で、カードが自宅に郵送されてきます。
選べるカードのデザインは3種類。下記の公式サイトでお確かめください。
※「イオンJCBデビットカード」は、請求明細書の郵送停止(2019年11月~)の対象外です。http://www.aeon.co.jp/information/20190401_meisai/index.html