ATM手数料総論

重々しいタイトルに比べて、内容はものすごく薄いものになりそうな予感は致しますが、その辺はおじさんの個人ブログのクオリティということでご容赦願います。

そもそもなんでATM利用手数料を取られるのでしょうか。自分が預けたお金を引き出したり振り込んだりするのに、僅かな金利が付くだけで、手数料を取られるというのは、どう考えても合点がいきません。そして多くの人がそう考えているのではないかと思います。いや、そう思いたい。

ちなみに、以前そのことを銀行に確認した方がいるようですのでご紹介します。

銀行ATMの手数料って一体なんのためにある? みずほ銀行に直撃してみた

確かに釈然としませんね。要約すると、「あまりおおっぴらに出来ない、ゴニョゴニョのコストがかかるから」ということでしょうか。

確かに、24時間全て無料でやれというのは難しいだろうと思います。ATMを稼働させておくだけで電気代もかかるでしょうし、照明代もかかるでしょう。金額の妥当性は別問題だと思いますが、受益者負担という理屈からなら、時間外手数料などは致し方ないかなとは思います。採算だけを考えて、まったくサービスが提供されなくなるよりは、たとえ料金が発生しても、利用できる時間が増えたほうが良いと思う人も大勢いるはずですから。

ただ、この時間外手数料は顧客へのサービスというよりは、銀行の収入源と考えてしまった方が、余計な事を考えずに済むような気がします。それに納得できるかどうかの問題ではありますが、四の五の言っても始まらないのなら、少しでも安く上げる方法を考えたほうが早そうです。全く選択の余地がないのなら、デモでもストでもやって改善を求めていくしかありませんが、色々と選択肢もあるので有効活用していきましょう。

さて、だいぶ理屈っぽくなってしまいました。孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というものもあります。まずは自分の批判精神を改め、謙虚に銀行サービスの諸々を見ていくことにしましょう。

それではまず、今日のタイトルでもあるATM利用手数料です。

これは各銀行がそれぞれのサイトで詳細な説明を載せてくれていますので、それを見ていきましょう。と言っても、全部の銀行を見ていくのは難しいので、とりあえずメガバンク3行とゆうちょ銀行から。

銀行のサービスが難しいのは、いわゆる5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)が、オプションのついた複雑な体系になってしまっているからだろうと思います。

なのでこれを分けて、とりあえず基本形から考えます。基本形というのは、その銀行のカードで、その銀行のATMを利用した場合です。

三菱UFJ銀行のATM手数料

三井住友銀行のATM手数料

みずほ銀行のATM手数料

ゆうちょ銀行のATM手数料

最初は、私の手で手数料の一覧を改めて作ろうかとも思ったのですが、その際に間違いがあってもなんですので、一番確実な公式サイトへリンクを張りました。基本形ですので、手数料無料の要点をまとめてみます。

三井住友銀行とみずほ銀行は、平日の8:45~18:00までATM利用手数料が無料。

三菱UFJ銀行は、土日も含めて8:45~21:00までATM利用手数料が無料。

ゆうちょ銀行では、曜日・時間帯にかかわらず、ATM利用手数料は無料。

一番オーソドックスなのは、三井住友銀行とみずほ銀行だと思いますが、三菱UFJ銀行の夜9時まで手数料無料は大きいですね。ゆうちょ銀行は、字面だけを見ると24時間365日無料にも思えますが、終日やっているATMは限られています。

それと、ATM手数料が無料なのと、全てのATMサービスが利用できるかどうかは、また別です。ゆうちょ銀行は21:00~翌朝7:00までの預け入れは出来ません。

また、ATM手数料が無料でも、振り込みには振り込み手数料という別の手数料がかかりますから、トータルで考える必要があります。ただ、多くの人にとって急を要するのは払い戻しでしょう。当座の現金が必要になったというのはよくあることだと思います。あくまで基本形ですが、払い戻しに関しては上記の通りです。

他の銀行なども統計をとってみたら面白いかもしれませんが、何よりATMが近くになければ話になりませんので、それもまた機会があったらということにしましょう。次回は、基本形から外れたパターンを見て行くことに致しましょう。

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